頭痛について

頭痛の人

【頭痛とは】

片頭痛や筋肉の張りによる頭痛、自律神経からくる頭痛など多岐に渡ります。
片頭痛や筋肉の張りによる頭痛などを合わせると15歳以上の方の約20%が持っていると言われています。

頭痛は国際頭痛学会によって一次性頭痛、二次性頭痛、その他に分類されています。

一次性頭痛には片頭痛や緊張型頭痛、三叉神経・自律神経性頭痛(群発頭痛など)などがあります。
また、複数の症状が混ざった混合型もあります。
一次性頭痛は15歳以上の約40%の人が患っているとも言われています。
その原因は、ストレスや天気の変化、猫背などの姿勢不良、頭や首、肩周りのこりなど様々あります。
一次性頭痛については、日本頭痛学会のガイドラインに鍼灸も有効な手段の1つとして記載があります。

二次性頭痛はくも膜下出血や脳梗塞、脳腫瘍など緊急を要するケースが多くあります。
経験したことのない突然の強い頭痛や手足の痺れ、激しい嘔吐、高熱など伴う頭痛が起きた場合には救急車を呼ぶなどして緊急の措置を行う必要があります。また、帯状疱疹などウイルス感染による頭痛もありますので注意が必要となります。

当院では問診などから、どの頭痛に該当するかを判断してから施術を開始していきます。
また、『つうしん簿と言うノートに痛みの強さや服薬などを書いていただき、頭痛の特徴などをさらに詳しく把握していきます。

【一次性頭痛の症状の違い】

・片頭痛

片頭痛がある人
症状:ズキズキ、ドクドクといった拍動性で片側に見られる頭痛です。拍動性の頭痛が4~72時間程度持続します。日常の動作でも症状が強くなることが多くあります。目がチカチカする、光や音に過敏になるなど前兆がみられる場合もあります。

・緊張型頭痛

頭痛のある女性
症状:圧迫されるような痛みや締めつつけられるような痛みがみられます。
頭痛が数十分~数日間持続します。首や肩周りのこりや張り、押すと痛い

・三叉神経・自律神経性頭痛(群発頭痛など)

目の奥の頭痛
症状:比較的短時間、片側性の頭痛と鼻漏、結膜充血などの自律神経症状を伴います。夜間、睡眠中に頭痛が起きやすく、男性に多く見られるのも特徴です。

・その他の頭痛
例:寒さにによる頭痛、運動により誘発される頭痛など

頭痛の特徴

【当院の施術の特徴】

頭痛の原因は多岐にわたります。そのため、当院では『問診』を大切にしています。頭痛のことだけではなく、その他に身体で気になる症状や生活習慣などの内容を伺った上で頭痛のタイプなどを判断し、可能な限りわかりやすく説明しご理解をいただいてから施術を開始します。

施術を受けている女性
施術についても、首肩周りの局所的な施術だけではなく、自律神経調整や背筋を中心とした矯正など身体全体の調整・調和をとる施術を行なっています。

また、置き鍼(円皮鍼)などを使用して施術の効果を少しでも長く維持させます。
頭痛ダイアリー(つうしん簿)を使用し、頭痛の特徴などを確認しながら施術などに活かしていきます。

【頭痛の施術例】

頭(側頭筋、咬筋など)や首(僧帽筋や胸鎖乳突筋、後頭下筋群など)、肩周りの筋肉を緩め、頭への血流の改善と神経の圧迫を緩めたりします。また、自律神経を整えるため、反応のあるツボに施術を行います。

鍼を受けている人

(使用するツボの一例)
頭維穴(こめかみの斜め上)は側頭筋上にありますので側頭筋を緩めるのに有効です。片頭痛の際によく使われていますが、めまいや眼精疲労の時などにも使われます。
天柱穴は僧帽筋のはじまる場所に位置します。首こり、肩こり、鼻詰まりなどの時によく使用されます。
肩井穴は僧帽筋上にあるツボです。肩こりや肩や背中の痛みの時によく使われるツボです。妊娠中の方への刺激には注意が必要です。(流産を起こす可能性があります。)
三陰交穴(内くるぶしの上)は生理痛や不眠症、胃の不調の際によく使われるツボです。自律神経やホルモンバランスを整えるために多く使われます。お灸でセルフケアするのにもおすすめのツボです
申脈穴(外くるぶしの下)は不眠症やめまいの時などに使われるツボです。

気象病について

季節の変わり目で不調の人

【気象病とは】

気象病は季節や天気の変わり目、寒暖差など、気候・天候の変化により起こるめまいや頭痛、関節痛、以前に怪我をしたところの痛み(俗に古傷が痛むと言われるもの)、違和感など様々な身体の不調を呈する病態の総称です。(痛みのみの場合は気象痛とも言われる。)
その患者数は約1000万人ともいわれています。
気象病はテレビでも特集を組まれるようになってきましたが、まだまだ認知度の低い病になります。
そのため、気象病に対して周囲の理解がなかなか得られないのが現状です。

【気象病の原因と症状】

気象病には耳の奥にある「内耳」が関係していると考えられています。
内耳には、気圧の変化を感知する場所があります。この場所が何らかの原因で過敏となり脳へ過剰な情報が伝わり、その結果として自律神経が乱れ症状が出るのではと考えられています。
気圧の変化のなかでも気圧の低下による影響が最も大きいとされています。
そのほかに気温、湿度などの気象が大きく変化する際にも、その影響で自律神経が乱れ起こると考えられています。

(代表的な症状)
・頭痛
・めまい
・倦怠感(全身のだるさ)
・関節痛
・手足の痺れ
・喘息
・気分の落ち込み

など多彩な症状が言われています。

【当院の施術の特徴】

気象病の発症要因は複数あります。そのため、頭痛の時と同じように『問診』を大切にしています。気象病に関することだけではなく、その他に身体で気になる症状や生活習慣などの内容を伺った上で体の状態を判断し、可能な限りわかりやすく説明しご理解をいただいてから施術を開始します。
施術についても、頭や首など痛みのある場所に局所的な施術をするだけではなく、自律神経調整や水分代謝の調整など身体全体の調整・調和をとる施術を行なっています。

灸を受けている人

また、置き鍼(円皮鍼)などを使用して施術の効果を少しでも長く維持させます。
痛みダイアリー(つうしん簿)を使用し、気象病の特徴などを確認しながら施術などに活かしていきます。

【気象病の施術例】

耳の周り(側頭筋など)や首(僧帽筋や後頭下筋群など)に施術を行い、頭(特に耳周り)の血流を改善し筋肉を和らげます。また、自律神経調整の施術と体の水分代謝調整の施術を行います。

(使用するツボの一例)
頭維穴(こめかみの斜め上)は側頭筋上にありますので側頭筋を緩めるのに有効です。片頭痛の際によく使われていますが、めまいや眼精疲労の時などにも使われます。
水分穴(臍の上)は嘔吐やむくみの時などに使われるツボです。水分代謝を改善させるために使用します。
足三里(膝関節のお皿の斜め下)は胃痛などお腹の調子が悪い時によく使われるツボです。
太衝穴(足の)は頭痛や不眠症などの時に使われるツボです。
申脈穴(外くるぶしの下)は不眠症やめまいの時などに使われるツボです。

施術の流れ

こくまはりきゅう院では、問診から検査、施術まで、細かく丁寧に行っていくことが特徴です。特に初回は状態把握の為に、通常よりもお時間をいただいております。

ご来院

ご予約時間になりましたらご来院いただき、玄関先にスリッパをご用意しておりますのでお履き替えください。院内に入りますと受付がございますので、受付にてご予約のお名前をお申し付けください。

問診表記入

受付が終わりましたら、問診表をご記入いただきます。頭痛や気象病以外にもお身体の痛みやお悩みがございましたら、ご記入ください。問診表の内容に沿って、お身体の状態についてお伺いしていきます。

問診
施術の説明

問診表をもとに、現在ある症状についてお伺いしていきます。そして、お身体の状態に合った施術をご提案させていただき、施術の内容や流れについてご説明させていただきます。

施術前検査

施術を行う前に、身体のバランスや動きを確認しながら状態を把握していきます。施術後の変化やその後の経過把握の基準となりますので、細かくみさせていただきます。

施術

お身体の状態を把握した上で、個々に合った施術を行っていきます。身体の矯正や鍼灸などの手技を用いながら、お身体を良い状態にもっていきます。痛みを最小限に抑えた施術となっておりますのでご安心ください。

施術後の説明

施術後の身体の確認や、今後身体を良くしていく為の施術計画についてご説明していきます。人によって良くなるスピードは異なりますので、これまでの経験をもとにアドバイスさせていただきます。

頭痛専門施術料金

料金
初診料 1000円
頭痛専門施術 6000円
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