新年あけましておめでとうございます

昨年は大変お世話になりました 本年もどうぞよろしくお願いいたします

今年はさらに皆様のお力になれるよう一層努力して参ります

新年を迎えたばかりで、まさかの能登半島地震。

私も福島出身なので東日本大震災を経験しています。ただ、沿岸の方ではなかったので大きな被害はありませんでした。それでも、あの地震の揺れ方、恐怖などは今でも忘れることはありません。

避難生活も寒さや地震(余震)などもあり、肉体的にも精神的にも大変だと思います。

ですが、諦めずに1歩ずつ足を進めていきましょう。頑張れという言葉は好きではありませんが、『頑張るぞ北陸』『頑張るぞ石川』

そして、1日も早く日常が取り戻せるよう応援させていただきます。

改めて、被害に遭われお亡くなりになられた方に謹んでお悔やみ申し上げるとともに、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

さて、新年最初のテーマは

『三叉神経・自律神経性頭痛(TACs)の分類について』です。

三叉神経・自律神経性頭痛は、

①「群発頭痛」

②「発作性片側頭痛」

③「短時間持続性片側神経痛様頭痛発作」

④「持続性片側頭痛」

⑤「三叉神経・自律神経性頭痛の疑い」

の5つに分けられます。

今回は、タイプの違いについて話し、次回以降のブログで詳しい解説をしていきます。

①群発頭痛

群発頭痛はさらに「反復性群発頭痛」と「慢性群発頭痛」の二つに分けられます。

「反復性群発頭痛」は群発頭痛の症状が7日~1年ほど続く「群発期」と言われる期間があります。その群発期と群発期の間に3ヶ月以上の無症状期間「寛解期」があるものを言います。

「慢性群発頭痛」は群発頭痛の症状が1年以上続いているもので、「寛解期」がない。または、「寛解期」があっても3ヶ月未満の場合を言います。

②「発作性片側頭痛」

発作性片側頭痛は「反復性発作性片側頭痛」と「慢性発作性片側頭痛」に分けられます。

「反復性発作性片頭痛」は発作性片側頭痛の症状が7日~1年ほど続き、その症状と症状の間に3ヶ月以上の無症状期間があるものを言います。

「慢性発作性片側頭痛」は発作性片頭痛の症状が1年以上続き、無症状期間がないか3ヶ月未満のものを言います。

片側頭痛と片頭痛は何が違うの?とお思いになると思います。

次回以降のブログで解説していきますが、おおまかに自律神経の症状の有無が違いとなります。

③「短時間持続性片側神経痛様頭痛発作」(SUNHAと表記されることも多い)

短時間持続性片側神経痛様頭痛発作は「結膜充血および流涙を伴う短時間持続性片側神経痛様頭痛発作(SUNCT)」と「頭部自律神経症状を伴う短時間持続性片側神経痛様頭痛発作(SUNA)」に分けられます。*以後、略称で示します。

「SUNCT」は片側の頭痛発作のほかに、頭痛側の目の充血と流涙(涙が流れる)を伴うものを言います。

「SUNA」は片側の頭痛発作に併せて結膜の充血か流涙のどちらかを起こすものを言います。

④「持続性片側頭痛」

持続性片側頭痛は「持続性片側頭痛,寛解型」「持続性片側頭痛,非寛解型」に分けられます。

「持続性片側頭痛,寛解型」は少なくとも1日以上痛みのない期間があるものを言います。

「持続性変則頭痛,非寛解型」は1年以上痛みが持続するもの(1日も痛みのない日がない場合)を言います。

ちなみに寛解とは、病気が完治したわけではなく、症状・病状が落ち着いていることを言います!

⑤「三叉神経・自律神経性頭痛の疑い」

三叉神経・自律神経性頭痛の疑いは「群発頭痛の疑い」「発作性片頭痛の疑い」「短時間持続性片側神経痛様頭痛発作の疑い」「持続性片側頭痛の疑い」の4つがあります。

これらは、先の分類でもあったようにそれぞれの診断机上に対し、1項目足りない場合に言われます。

自分で書いていても難しいな。わかりやすくできていないと思っています💧

次回以降でわかりやすく頑張って解説していきます。

頭痛は適切な判断のもとで施術などをすれば、改善を期待できます。また、頭痛のタイプを知り、傾向などを理解することで頭痛を回避することもできます。

薬に頼らず、はりきゅうを試してみませんか?

参考文献:

日本神経学会 日本頭痛学会 日本神経治療学会 監修「頭痛診療ガイドライン2021」医学書院

柴田護 清水利彦 著「片頭痛の診かた」日本医事新報社

竹島多賀夫 著「頭痛の診かた」金芳堂 

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