こんにちは!

こくまはりきゅう院、院長の来栖です!

ブログも第3回目になります。

鍼灸の学生時代から他人に教えることが好きで、後輩に勉強を教えていたことを思い出した今日このごろ。

先生方にも教え方が上手いと言われて、鍼灸の教師を勧められたこともありました🧐

対面で話しながら伝えるではなく、ブログで文章で人に伝えることは難しいなと感じています💦

伝え方を含めて日々勉強!でも楽しい😆

さて、

頭痛について第3回目のテーマは『片頭痛の症状を誘発させたり、増悪させるものはあるの?』です。

 片頭痛を誘発させる・増悪させる要因は食品や環境など様々あります。

片頭痛を訴える人の7割以上が、誘発・増悪させる要因があると言われています。

また、要因となるものは片頭痛を患っている方すべてに共通するわけではないため、しっかりと確認し自身で理解しておくことが大切となります。

要因は1人につき1個というわけではありません。1人で4から9個の要因があるとされています。

ということは、アレルギーを持っている人と同じように、避けられる要因であれば避けるような対処ができるということですね!それが、少しでもできれば誘発を抑えられて、増悪することが減るので理想ですよね!

【片頭痛を誘発・増悪させる要因】

 最も多い要因はストレスです。現代社会において、避けるのはなかなか難しいものですが、気分転換や定期的な休憩などで軽減させることはできるかと思います。

 特定の食品も要因となりえます。赤ワインなどを含むアルコール飲料やチョコレート、柑橘類などと言ったものです。赤ワインやコーヒー、チョコレートなどには特に注意が必要です。これらの食品に含まれているポリフェノールには、血管拡張作用があるため頭痛を誘発・増悪させると言われています。

食品については食物アレルギーの様に知ることで、ある程度は避けることが可能かと思います。

自分もアレルギー持ちなので大変さは理解しているつもりです😅

昔に知識の無い人から、過敏すぎとか気の持ち様ではとか言われてきましたけど、こっちにしたら死活問題ですからね😔

 天候は、気象病と通じる部分があります。先日のInstagramにもアップしましたが、気温差が7℃以上になると自律神経が乱れて血管の拡張・収縮が起こるため、頭痛を誘発・増悪させるとされています。また、台風や低気圧、湿度なども誘発・増悪の要因とされています。

 その他には、睡眠の過不足や月経周期、におい(香水など)、光、首の痛みなど様々な要因があります。

 片頭痛の誘発・増悪の要因も人それぞれ多種多様にあります。それだけに、片頭痛について詳しく知らない方にも誘因などについて理解が広まってほしいと思います。

当院では、その誘発する要因や増悪する要因などを探る目的で『つうしん簿』という頭痛ダイアリーを使用していきます。

頭痛ダイアリーは頭痛のガイドラインでも有効性があるとされています。

症状の性質や薬の使用の状況、生活への影響などを本人様も施術者側も客観的に確認することができます。

【片頭痛のメカニズム】

片頭痛のメカニズムは神経説や血管説、セロトニン説など様々な説が言われていますが、確定な答えは出ていません。遺伝的な要因に環境などの要因が組み合わさって起こる多因子疾患とも言われています。

また、片頭痛の流れとして「予兆」「前兆」「頭痛」がありますが、それぞれ予兆の時は「視床下部の活性化」、全長の時には「CSD(皮質拡延性抑制)」、頭痛の時には「三叉神経の活性化」が起きていると考えられています。

片頭痛は脳の内部だけではなく三叉神経系、自律神経系、血管系など様々な場所のシステム異常によって起こる複雑な病だとも言えると思います。

頭痛といっても安易に我慢せずにご来院いただいて、ご自身の頭痛のタイプと傾向を知って根本から改善させてみませんか?そして、少しでも頭痛から解放された生活をしてみませんか?

参考文献:

「頭痛診療ガイドライン」 日本神経学会 日本頭痛学会 日本神経治療学会 監修

「片頭痛の診かた」 柴田護 清水利彦 著

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