こんにちは!
こくまはりきゅう院、院長の来栖です。
先日のキウイ剪定中に左手を強打してから2週間近く経過しました。
結果から言うとまだ痛い😇折れていないとは思うけど…
近日中にレントゲンを撮りに行ってこようと思っています。
それでも、ハーブ畑の整備をしていかなくては!
前回整備していた時に、配管1本割ってしまったのでそれの修理という仕事も作ってしまったし、やらないと間に合わなくなってしまう💦
若干、左手の力が入りにくいので大変だけど頑張ってやろうっと。
さて、今回のテーマは
前回の続きで『短時間持続性片側神経様頭痛と持続性片側頭痛について』です。
短時間持続性片側神経様頭痛の症状
短時間持続性片側神経様頭痛は目の奥や目の上、側頭部、おでこ~ほほ~あごを含む顔面の片側に強く刺すような痛みが鋸の歯のように痛みの強弱が細かく続くパターン(鋸歯状パターン)が1秒~10分間持続します。
また、結膜の充血や流涙(涙が流れる)、鼻詰まりや鼻漏(鼻水が流れ落ちること)、まぶたのむくみ、おでこや顔の汗、眼瞼下垂(まぶたが垂れ下がって目にかかる状態のこと)といった自律神経症状などがみられます。
さらに、この一連の頭痛の症状が20回以上見られた場合『短時間持続性片側神経様頭痛』と判断されます。
短時間持続性片側神経痛様頭痛発作は「結膜充血および流涙を伴う短時間持続性片側神経痛様頭痛発作(SUNCT)」と「頭部自律神経症状を伴う短時間持続性片側神経痛様頭痛発作(SUNA)」に分けられます。*以後、略称で示します。
「SUNCT」は短時間持続性片側神経様頭痛発作の症状のほかに、頭痛側の目の充血と流涙(涙が流れる)が伴っている場合を言います。
「SUNA」は片側の頭痛発作に併せて結膜の充血か流涙のどちらかを起こすものを言います。
名前が長くて、覚えるのに苦労した記憶が蘇る😅
「持続性片側頭痛」
持続性片側頭痛の症状
持続性片側頭痛は3ヶ月以上の強い頭痛が片側にみられます。
また、このタイプのでは必ずみられる、結膜の充血や流涙(涙が流れる)、鼻詰まりや鼻漏(鼻水が流れ落ちること)、まぶたのむくみ、おでこや顔の汗、眼瞼下垂(まぶたが垂れ下がって目にかかる状態のこと)といった自律神経症状などがみられます。
さらに、動いていた時に痛みの増悪がみられます。
持続性片側頭痛は「持続性片側頭痛,寛解型」「持続性片側頭痛,非寛解型」に分けられます。
「持続性片側頭痛,寛解型」は少なくとも1日以上痛みのない期間があるものを言います。
「持続性変則頭痛,非寛解型」は1年以上痛みが持続するもの(1日も痛みのない日がない)を言います。
持続性片頭痛の場合は群発頭痛たちの刺さるような痛みはみられません。圧迫されるように痛むと言われるようです。
※ちなみに「寛解」とは、完全に治ったとは言えないが、病状がおさまって気にせず過ごせる状態のことを言います。
今回解説した短時間持続性片側神経様頭痛と持続性片側頭痛はどちらも稀です。僕もまだみたことはありません💦それだけ、稀な症状なのです!
「三叉神経・自律神経性頭痛の疑い」
三叉神経・自律神経性頭痛の疑いは「群発頭痛の疑い」「発作性片頭痛の疑い」「短時間持続性片側神経痛様頭痛発作の疑い」「持続性片側頭痛の疑い」の4つに分けられますが、これらは今まで解説した診断基準に、1項目足りない場合に判断されます。
前回と今回で解説した頭痛は、三叉神経・自律神経性頭痛に分類されるだけあって自律神経症状が必ずみられます。
次回では、三叉神経・自律神経頭痛の違いを簡単にまとめていきます!
頭痛は適切な判断のもとで施術などをすれば、改善を期待できます。また、頭痛のタイプを知り、傾向などを理解することで頭痛を回避することもできます。
薬に頼らず、はりきゅうを試してみませんか?
参考文献:
日本神経学会 日本頭痛学会 日本神経治療学会 監修「頭痛診療ガイドライン2021」医学書院
柴田護 清水利彦 著「片頭痛の診かた」日本医事新報社
竹島多賀夫 著「頭痛の診かた」金芳堂
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