こんにちは!

こくまはりきゅう院、院長の来栖です!

今年もあと数時間となりました。

昨日は、院と自宅の掃除で大忙しでした。皆様は、いかがお過ごしでしょうか。

来春には子供が動き回るようになるので普段よりもしっかりと隅々までお掃除。あとは床のコーティングなどなど。

そんなことをしていたら、あっという間に夕方。疲れたの一言。

今日は、これをアップして子供を寝かしつけて年越しかな??

あ。ハーブ畑…来春までにできればいいか??

さて、

今回のメインテーマは『緊張型頭痛の種類は?』です。

以前に少しお話しいたことをさらに深掘りしながらお話ししていきます。

また、違いなどは少ないため分類と解説を一緒にさせていただきます。

緊張型頭痛は意外と患者様が多くいらっしゃいます。

デスクワークやスマホなどで首肩がガチガチにしていることが多いためです。

国際頭痛分類で緊張型頭痛を分けて見ていくと、

①「揮発反復性緊張型頭痛」

②「頻発反復性緊張型頭痛」

③「慢性緊張型頭痛」

④「緊張型頭痛の疑い」

の4つに分類されます。

では、それぞれ解説していきます。

共通する症状などは以前のブログを参照していただければと思います。

①「揮発反復性緊張型頭痛」

「揮発反復性緊張型頭痛」は、平均して1ヶ月に1日未満(=12日未満/年)の頻度で起こる頭痛が3ヶ月以上続いているものを言います。

さらに、頭の周りを押して痛みを感じるか、感じないかで「頭蓋周囲の圧痛を伴う揮発反復性緊張型頭痛」と「頭蓋周囲の圧痛を伴わない揮発反復性緊張型頭痛」に分けられます。

悪心嘔吐はみられませんが、光または音の過敏のどちらかがみられる場合があります。

揮発反復性頭痛は比較的多くの人で起こっていると言われていますが、生活などへの影響が少ないため問題にされることはあまり多くありません。

私のところにも「肩こり」で来られた方が、初見時に話した時には頭痛はなかったと話していましたが、雑談しているときに「そういえば!」で頭痛があったことを思い出す方もいらっしゃいます。そのくらいの頭痛です。

②「頻発反復性緊張型頭痛」

「頻発反復性緊張型頭痛」は、平均して1ヶ月に1日以上15日未満(=12日以上180日未満/年)の頻度で起こる頭痛で3ヶ月以上続いているものを言います。

こちらもさらに、頭の周りを押して痛みを感じるか、感じないかで「頭蓋周囲の圧痛を伴う頻発反復性緊張型頭痛」と「頭蓋周囲の圧痛を伴わない頻発反復性緊張型頭痛」に分けられます。

悪心嘔吐はみられませんが、光または音の過敏のどちらかがみられる場合があります。

このくらいのなると、流石に記憶に残っている方が多いですね。

③「慢性緊張型頭痛」

「慢性緊張型頭痛」は1ヶ月に15日以上(=180日以上/年)の頻度で起こる頭痛を言います。

またさらに、頭の周りを押して痛みを感じるか、感じないかで「頭蓋周囲の圧痛を伴う慢性緊張型頭痛」と「頭蓋周囲の圧痛を伴わない慢性緊張型頭痛」に分けられます。

軽い悪心や光過敏、音過敏のいずれかがみられる場合があります。

嘔吐や強めの悪心はみられません。

悪心や光、音の過敏がみられることがあるため片頭痛との混在型とされることもあります。

意外とこの手の頭痛の患者様は多くいらっしゃいます。

皆様、我慢せずに解消してみませんか?

④「緊張型頭痛の疑い」

「緊張型頭痛の疑い」は、さらに「揮発反復性緊張型頭痛の疑い」「頻発反復性緊張型頭痛の疑い」「慢性緊張型頭痛の疑い」に分けられますが、これは各緊張型頭痛の診断基準に1項目ほど満たなかったものが該当します。

頭痛といっても安易に我慢せずにご来院いただいて、ご自身の頭痛のタイプと傾向を知って薬に頼らず改善させてみませんか?そして、少しでも頭痛から解放された生活をしませんか?

本年は大変お世話になりました。

また来年も、皆様の健康に貢献できるよう頑張っていきます。

それでは、皆様も良いお年をお迎えください。

参考文献:

日本神経学会 日本頭痛学会 日本神経治療学会 監修「頭痛診療ガイドライン2021」医学書院

柴田護 清水利彦 著「片頭痛の診かた」日本医事新報社

竹島多賀夫 著「頭痛の診かた」金芳堂 

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