こんばんわ!

こくまはりきゅう院、院長の来栖です!

定休日に自宅の庭を改修中。

妻の要望もあって、今まで花壇にしていたところをハーブ畑にしています。

意外なところに配管が埋まっていてびっくり!危うく配管を壊すところだった😅

配管部を壊さないように保護しながら整備しないと💦

ほかにも埋まっていそうなので戦々恐々としながら進めています。

さらに!

ドクダミなどが植えられていた場所なので、根っこに悪戦苦闘

土の入れ替えもして畑に適した土を入れないといけないし。

やること山積み!

明日は、院と自宅の大掃除。

31日はできるかな?

さて、

今回のメインテーマは『片頭痛の合併症と周期性症候群について』です。

 合併症は4つに分類されます。

「片頭痛発作重積」「遷延性(せんえんせい)前兆で脳梗塞を伴わないもの」「片頭痛性脳梗塞」「片頭痛前兆により誘発される痙攣発作」になります。

名前だけを聞くとなんじゃこりゃ!?ですよね(笑)ですので、一つ一つ解説していきます。

①「片頭痛性発作重積」

これは日常生活に支障をきたすほど強い痛みの片頭痛が、3日間(72時間)以上持続する場合を言います。片頭痛で神経を刺激された続けた結果、顔の知覚神経までが過敏に反応してしまい起こるものになります。

②「遷延性前兆で脳梗塞を伴わないもの」→遷延とは、病状などの物事が長引くことです。

片頭痛の前兆が1週間以上持続していますが、CTやMRIなどの神経画像検査で脳梗塞などの疾患が見つからなかったものを言います。

③「片頭痛性脳梗塞」

片頭痛の前兆が1つ以上みられていますが、CTやMRIなどの神経画像検査によって脳梗塞が認められたものを言います。

④「片頭痛前兆により誘発される痙攣発作」

片頭痛の前兆によって引き起こされる痙攣のことです。時々、片頭痛中やその後に痙攣を起こることもあるります。

正直、私も今まであまりみたことがありません!そのくらい頻度の低いものです。

特に②、③は脳梗塞と疑われるケースがほとんどかと思います。

実際、この4つの症状であれば私も片頭痛ではなくまずは、他の病気を疑っていきます。

まずは、緊急性の高いものから考えていきます。

続いて、「片頭痛に関連する周期性症候群」についてです。

「再発性消化管障害」と「良性発作性めまい」、「良性発作性斜頸」の3つがあります。

①「再発性消化管障害」

これはさらに「周期性嘔吐症候群」「腹部片頭痛」に分けられます。

 「周期性嘔吐症候群」は悪心嘔吐を繰り返して顔面蒼白(顔が真っ白になること)などを伴う発作を起こします。発作が落ち着いている期間には症状は完全にみられなくなります。

この場合は片頭痛を持っている方で、消化器官には異常がない方が診断を受けケースがほとんどです。また、この合併症子供に多くみられます。

 「腹部片頭痛」は2時間~3日間程度続く反復発作性の痛みが臍の周りなどに繰り返しおこります。発作が落ち着いている期間には症状はみられなくなります。

また、食欲不振や悪心嘔吐などがみられます。こちらも消化器官に異常がない方が診断を受けるケースがほとんどです。また、子供の時にこの症状が出ていた方は、年齢を重ねてから片頭痛を発症するとされています。

②「良性発作性めまい」

突然発症して自然に軽減する比較的短い時間に起こる回転性のめまいで、これを繰り返して起こす場合を言います。

片頭痛のような片側の頭にドクドクとする拍動性の頭痛を伴うことがあります。

③「良性発作性斜頸」

頭が片方に傾きますが、気がつくと自然に治っている事を繰り返す症状のものを言います。

乳幼児に見られ、良性発作性めまいや脳完全調整前兆を伴う片頭痛をのちに起こす可能性があると言われています。

全て子供の時に多くみられます。

一児の父親としての意見ですが、子供の訴えからこれを疑うのはなかなか難しいと思います。

また、初めての子供の場合、②は一日中していない限りただ傾げているだけだと思ってしまう!

頭痛といっても安易に我慢せずにご来院いただいて、ご自身の頭痛のタイプと傾向を知って薬に頼らず改善させてみませんか?そして、少しでも頭痛から解放された生活をしませんか?

参考文献:

日本神経学会 日本頭痛学会 日本神経治療学会 監修「頭痛診療ガイドライン2021」医学書院

柴田護 清水利彦 著「片頭痛の診かた」日本医事新報社

竹島多賀夫 著「頭痛の診かた」金芳堂 

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