こんにちは!
こくまはりきゅう院、院長の来栖です!
昨日より美容鍼灸がスタートしました。
普段の仕事に追加して料金表の改訂や美容鍼灸用の注意事項作成などもしていたら、ブログの更新に手が回らなかったのです😓
ついついこだわりも出てきてしまって、あっという間に時間が過ぎる😆
ブログ書くのに時間がかかってしまっているのも要因なんですがね。
早く短時間で書けるようにならないと💦
Instagramの更新も定期的にしたいし。やりたい事とやる事がたくさんある。
子供との時間も取りたい!何よりパパ見知りになってほしくない。
さて、頭痛の話に戻ります!
前回『片頭痛の前兆の種類は?』のテーマで、典型的前兆について話しました。
今回はその続きになります。(1週間空いてしまいました、よろしければ前回の内容を参照ください🙇)
脳幹性前兆を伴う片頭痛
脳幹性前兆には典型的前兆(閃輝暗点などの視覚症状や感覚症状、言語症状)の他に、呂律が回らずうまく話せなくなる構音障害や回転性めまい、耳鳴り、難聴、複視(物が二重に見えること)、運動失調(体の動きがぎこちなく、動かしにくくなること)などがみられます。この前兆のうち2つ以上の症状が見られた場合を脳幹性前兆を伴う頭痛と言います。
※脳幹とは…中脳や橋、延髄を合わせて言います。間脳(視床、視床下部)を含めて言う場合もあります。この部分には、呼吸や血液循環など生命維持に重要な場所が多くあります。また、脳と脊髄の連絡通路にもなっています。ですので、何らかの理由で障害が起きると構音障害やめまい、難聴といった『脳幹症状』が出現します。そのほかに手足の麻痺などの症状が出たりします。
※構音障害(言葉を理解できるけど、発語や発声器官の障害でうまく話せないため、コミュニケーションがうまく取れなくなる障害のこと)
頭痛の前にめまいや耳鳴りであれば慌てることは少ないと思いますが、言葉がうまく出なくなったり体がうまく動かせなくなるなどの症状はいろいろな事が頭をよぎって焦りますね😅
片麻痺性片頭痛
片麻痺性片頭痛は運動麻痺や脱力などの前兆の他に、典型的前兆を1つ以上伴う片頭痛のことです。※この場合の片頭痛は家族性の場合もあるので注意が必要!
前兆の持続時間は5分から72時間と通常の前兆よりも長く続きます。(通常の前兆は長くても1時間程度)その後、片麻痺症状はなくなります。
片麻痺性片頭痛では、一過性脳虚血発作や脳梗塞などとの見極めが大切になります。
普通に、片手片足に麻痺の症状が出れば脳梗塞を疑いますよね。
というか、緊急性から言いてそちらを優先して疑ってください。
自分は、今まで脳梗塞後遺症などの方をたくさんみてきました。脳梗塞はいかに早く症状に気づき、病院を受診して治療をできるかが後遺症の重さに直結します。もちろん、詰まる場所によって変わることもあります。ただ一般的にも言われているように、早い段階で気づけた人の方が圧倒的に後遺症が軽度に済みます。
ですので、念を押して話しますが呂律が回らない、手足がうまく動かせないなどがありましたら、まずは脳梗塞や脳出血を疑って119番で救急車を呼ぶか、速やかに病院に連れて行くようにしてください。
網膜片頭痛
網膜片頭痛は片方の目に視覚症状(閃輝暗点や視覚の消失)が発作的に生じる頭痛です。
この場合は片頭痛のたびに視覚症状がみられます。
2回にわたり、片頭痛の前兆について解説させていただきました。
わからない・聞きたい事があればお気軽にご相談ください。
頭痛といっても安易に我慢せずにご来院いただいて、ご自身の頭痛のタイプと傾向を知って薬に頼らず改善させてみませんか?そして、少しでも頭痛から解放された生活をしませんか?
参考文献:
日本神経学会 日本頭痛学会 日本神経治療学会 監修「頭痛診療ガイドライン2021」医学書院
柴田護 清水利彦 著「片頭痛の診かた」日本医事新報社
竹島多賀夫 著「頭痛の診かた」金芳堂
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