こんにちは!
こくまはりきゅう院、院長の来栖です!
早くもブログが6回目となりました!
頭痛などの専門用語をわかりやすく噛み砕くのが大変と思いつつ、このブログで専門用語を解説する様にしても面白いのかなととも考えています。
とは言っても、メインのお話は片頭痛などの頭痛に関してと、気象病についてですけどね。
後々、美容鍼灸についてや脳梗塞後遺症、パーキンソン病についてのはりきゅう、機能訓練について話していきたいとも思っています。
また、患者様から聞かれた疑問、質問をここで解説しながら話していくのも面白いと思っています。
さて、
今回のメインテーマは『その他の一次性頭痛ってどんなもの?その1』です。
『その他の一次性頭痛』は一次性頭痛分類の最後のグループとなります。
『その他の一次性頭痛』は原因別でさらに10個に分けられます。
どんな症状が出るかなどについて、1つずつ簡単に説明をしていきます。
①一次性咳嗽(がいそう)性頭痛 *咳嗽とは咳をすることです。
咳のほかにくしゃみや鼻をかむ、笑うといった時に誘発される頭痛です。
また、重いものを持ち上げるなどの力む時であったり、排便などでいきむ時にも誘発されます。
頭痛は、鋭く刺すような(または割れるような)痛みを感じます。
これを書きながら思い出したことが!
昔、咳が止まらなくて慢性気管支炎と診断を受けた時に、咳をしすぎて頭が痛くなることがあった😷確かに、咳するたびにズキンズキンと針で刺されるような頭痛もあってしんどかった😅
この時の症状がこれだったのかもしれない!
②一次性運動時頭痛
若い男性に見られやすい頭痛です。
運動の際に誘発されると言われていて、頭全体に痛みを感じることが多いようです。
片頭痛と同じように、悪心や嘔吐、光・音の過敏などの症状が出ることも特徴です。
運動後の頭痛って考えると酸欠なのか?それとも脱水症状なのか?と思いますよね。
暑い日であれば特に、脱水か熱中症をまずは疑ってください!
③性行為に伴う一次性頭痛
性行為の際に誘発される頭痛です。
頭痛は、拍動性の鈍い痛み、または刺すような痛みを感じます。
④一次性雷鳴頭痛
この場合は、突然に1分もかからないくらいの速さで最高に達する痛みが、5分以上継続するのが特徴の頭痛です。
このように急激に強い痛みが出る頭痛のことを「雷鳴頭痛」と呼んでいます。雷鳴頭痛が出た場合は一番最初に、くも膜下出血や脳梗塞など緊急を要するものを疑ってください。(最初のブログで二次性頭痛についての話をしたときに少し触れていました。)
尚、この「一時性雷鳴頭痛」は他の病気による身体の変化などが全て否定されてから診断されます。
⑤寒冷刺激による頭痛
氷点下などの寒い環境に頭さらした後にみられる「外気の寒さによる頭痛」とアイスクリームや氷菓子などを食べた時に起こる「冷たいものを摂取または冷たい外気を吸い込む事による頭痛」の2タイプがあります。
「冷たいものを摂取または冷たい外気を吸い込む事による頭痛」は片頭痛の患者さんに多くみられるとも言われています。
寒い日に運動して、冷たい空気を吸い込んだ時に肺が痛くなることはあったな~と思い出しました。そういえば、本当に寒い日には肺が痛くなった次に、頭が痛くなったな!?それが恐らくこの頭痛に当てはまると思われる!
冷たいものを食べて頭がキンキンと痛くなる人はいるよね!
僕の大好きなテレビ番組の「水曜どうでしょう」で「しろくま」と言う氷菓子の早食い対決をした時に出演者がキンキンしてたっけ😆
「水曜どうでしょう」はいつ観ても笑える!知らない人にも観ていただきたい!
横道に逸れて話していたら、区切りの良いところとなりました💦
今回はここまでとさせていただき、次回のブログで残りの5つを解説していきます!
参考文献:
日本神経学会 日本頭痛学会 日本神経治療学会 監修「頭痛診療ガイドライン2021」医学書院
柴田護 清水利彦 著「片頭痛の診かた」日本医事新報社
竹島多賀夫 著「頭痛の診かた」金芳堂
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